トリガーポイント鍼治療マンガ図書館

第2巻「長年、数々の病院を回っても治らなかった女性の場合」

~小沢院長がマンガでわかりやすく解説する、不定愁訴(ふていしゅうそ)とは~

小沢院長
皆さんは目に不調があったらどこに行きますか?

丸山
私は眼科に行くかもしれません。

小沢院長
それではお腹の不調があったら?

丸山
え・・内科さんかな・・・。

小沢院長
では頭痛やめまいは?集中力の低下ややる気が出ない場合は?

丸山
え・・え・・脳神経外科?心療内科?
も~~!いきなりそんなに質問しないでください!!

小沢院長
そんな時は・・・鍼治療院に相談するという選択肢も考えてみてください!

丸山
ち・・ちょっと先生、どういう事ですか?

小沢院長
皆さんは「不定愁訴」という言葉をご存知ですか?

丸山
ふていしゅうそ?

小沢院長
長年の慢性疲労症候群、めまい・頭痛、うつ症状や更年期障害といった、明確な原因が分からない体の不調を総称して使われる言葉です。

丸山
あ~~ストレス社会の日本が抱える現代病ってやつですね!?

小沢院長
ちょっと待ってください!

丸山
え!?

小沢院長
確かに世間では先ほどあげたような不定愁訴の症状の原因を、ストレスによるものと決めてしまっている風潮があるのですが・・・ 実は『首のコリ』が原因かもしれないんですよ。

丸山
え!?首のコリが全ての原因って・・・さすがに極端な話じゃないですか?

小沢院長
いや・・・「全ての」とは言ってませんが・・・
ただ最近では西洋医学の世界でも「首コリが様々な病気に関係性がある」という事を認めてきていて「頚性神経筋症候群(CNMS)」や「筋緊張症候群」などといった疾患名が増えてきているんです!

小沢院長
ということで今回はこちらの患者さんを見てみましょう。(工藤さん 女性 38歳)
この方は長年、頭痛やめまいといった不定愁訴に悩まされてきました。
眠りが浅いため睡眠薬を服用し、最近ではうつ病の薬まで飲むようになってしまっていました。

丸山
つ・・・辛そうですね。

小沢院長
数々の病院を回っても、働きすぎによるストレスが原因では?とあいまいなことを言われ、薬を処方されて終わりということの繰り返しでした。
ところがこの患者さんが長年苦しめられてきた不定愁訴の症状・・・ある部位を治療することで、たくさん出ていた症状が一つずつ無くなっていったのです!

丸山
小沢先生・・・それってもしかして・・・

小沢院長
そう・・・首のコリに対する治療です。

丸山
せ・・先生、そんなこと本当にあるんですか!?

小沢院長
ええまずは「首のコリ」について説明しましょう。
人間の頭の大きさは約5キロあります。つまり人間の首は大きなスイカを常に支えているような部位なんです。
現代に多いパソコン作業やゲームなど、うつむく姿勢を取る事が多い生活をしていれば首は当然凝ってきます。

丸山
なるほど、他よりも負担が多い部位ってことなんですね?

小沢院長
そうです。そして首が凝り始めると筋肉のむくみなどにより身体が交感神経緊張状態(常に戦っている状態)となり、知らず知らずのうちに自律神経のバランスが取れなくなっていくのです。

こうしてバランスを失った自律神経によって、頭痛やめまいといった症状が二次的に表れ始めます・・・そうつまりこれが・・・

首のコリをきっかけとして起きている、不定愁訴のメカニズムなんですよ!!

丸山
ということは先生、頭痛がするからといって頭痛薬を服用したところで・・・

小沢院長
ええ頭痛という症状を抑えているだけで根本的な解決にはならないんですよ。

丸山
・・・

小沢院長
それでは肝心の、不定愁訴の原因とされる首のコリを治すには・・・ですが

丸山
気になる、気になる~~

小沢院長
こちらの絵をご覧ください。

丸山
え!これってもしかして首ですか?

小沢院長
そうです。このように首には細かい筋肉がたくさんついています。
複雑な動きをする首は当然筋肉も複雑な構造になっているというわけです。(側屈・回旋・屈曲・伸展)

丸山
なるほど~。

小沢院長
そして首の筋肉は動きの組み合わせによって摩擦が起こります!その筋摩擦によって筋肉の連結部にコリが形成されていくのです!

丸山
わっっ!これはしんどそう!

小沢院長
首コリ治療にはこれだけ複雑な首の筋肉の1筋1筋さらに・・・患者様一人一人の違う骨格や筋肉の状態などを見極めて効果的な治療を行う必要があるのです。

丸山
聞くだけで大変そうって分かります・・・。

小沢院長
そんな治療を実現するには・・・コリができやすい場所についての知識!
コリを触れる触診力!
そしてそのコリに鍼を打てる技術力や、骨格筋の解剖学的知識を総動員して・・・
唯一の外科的なコリに対するアプローチである鍼治療をおこなうことで・・
コリを解消することができるんです!!

患者 工藤さん
あ・・・今ズ~~ンて感覚がありました!!

小沢院長
当院は鍼治療が中心の治療院ですが・・・(頭痛・うつ状態・慢性疲労症候群・パニック障害・自律神経失調症・更年期障害)これらの症状がなかなか治らないという多くの患者様を診させて頂いてます。
そして、実際に鍼灸治療で「首や肩のコリ」を治療することにより、それぞれの症状が改善していく様子を見ています。
そういった経験から不定愁訴の症状はやはり「首コリ病」によるところが大きいと私自身実感しているところです!
最近では成長期の子供さんたちまで首コリが原因による症状が増えているんですよ。

丸山
え!?そうなんですか・・・。

小沢院長
首のコリに自覚のある方なら比較的早期に治療を行うことが出来るのですが、
首が凝っていると気がついてない場合は、「首コリがこれらの症状の原因かも?」と初めて気がつく頃には2・3年経っている事も少なくありません。
頭が痛い、風邪をひきやすい、夜寝つきが悪い、不安感がある、など、一見鍼治療とは関係がなさそうな症状の方も気軽に「国立おざわ鍼灸・整骨院」治療専門の私共にご相談ください。

丸山
ぜひお待ちしてま~~す!!

国立おざわ鍼灸・整骨院のホームページはこちら
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