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第4巻「こうしてひざ痛を治療してきました」

~膝間接の変形が痛みの原因とは限らない〜

小沢院長
では今回の抗議は『ひざ』についてです。

丸山
お~~ひざ!

小沢院長
「ひざ」についての悩みをお持ちの方も多いですよね!是非正しい知識を持って帰ってもらいたいと思います。

丸山
ではでは先生!よろしくお願いいたします!

小沢院長
それでは今回も一人の患者さんを例に見ていきましょう。

(ビデオ再生)

70代男性患者
最初は立ち上がるときに痛みが走る感じで・・・
次に歩き始め、階段の昇り降りなどでも痛くなってきて、近所の整形外科に行ってみたんですが・・・
①レントゲンを撮る
②関節が狭くなっている
③軟骨がすり減っていますねと言われる
④「変形性膝関節症」という診断名がつく
⑤ヒアルロン酸注射などを行って様子を見ましょうと言われる
でも・・・全然良くならなくて・・・

(ビデオ終了)

小沢院長
そうなんですね。こういう方が非常に多いんですよ。

小沢院長
このようなパターンが現代の膝関節治療にはよく見られます。
しかし・・・ この現状を変えない限り、ひざの痛みに悩む方を減らすことは難しいのではないでしょうか?

70代男性患者
え!?じ・・じゃあ私はどうすれば・・・

丸山
ちょっと小沢先生!あんまり患者さんを怖がらせないで下さい!

小沢院長
いや・・・私が言いたかったのは、膝関節の幅や軟骨のすり減りが痛みの元となるのは考えにくいと言うことです。

丸山
そうなんですか!?それじゃあお皿の部分とか?

小沢院長
それも違います。確かに「膝が痛い」という時、皆さんこの部分が痛いと思ってしまいがちですが・・・
実際は膝の側面、膝の裏でも、脳は「膝が痛い」というように認知しているのです。

丸山
先生!つまりひとまとめに「膝痛」と言っても、人それぞれ実は痛む場所は違うってことですか?

小沢院長
そうです。そしてその痛みのもとは実は骨からは発生していないこともあるんですよ。

丸山
え~~!?

小沢院長
いいですか、そもそも膝の関節軟骨に知覚神経は分布していないんです。

70代男性患者
す・・すみません、あまりに初めて聞くことが多くて混乱してきました・・・。

小沢院長
それではズバリ言いましょう!レントゲンを撮って関節が狭くなって多少変形が起こっていても、それが痛みの原因とは限らない!・・・ということです!
(お医者さんはレントゲンを撮って関節が狭くなっているとすぐ「それが原因だ」と言います。言われた方の患者さんも言われればそう思ってしまいます。しかしそれは違うのです!!)
むしろ関節外の筋肉や靱帯のトリガーポイントが活性化して痛みが起こる、そういう可能性があると考えるべきなんです!

丸山
なるほど!レントゲンでは写らない、MRIでも分らない、そんな筋肉や靱帯に出来たトリガーポイントが痛みの引き金点・・・ということですね?先生。

小沢院長
そういうことです。
こちらの絵を見てください。このように膝というのは、筋肉・靱帯・腱が沢山付着しています。

丸山
作用の違う筋肉が重なり合う部位にはトリガーポイントあり!!

小沢院長
いいですか?「膝の痛みの勘違い」・・・関節がすり減っていると思い込んで諦めず、 トリガーポイントを刺激することで、本当の意味での治療をすることが可能なんです!!
正直膝は治りが悪い部分でもあります。
痛みを感じたらすぐに治療をするのがベストです。
それには正しい知識、正しい治療が必要です!おわかりいただけましたか?
それでは本日の講義はここまで!次回もよろしくお願いします!

丸山
またお会いしましょう!

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