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第9巻「肩甲骨ぐるぐる体操で簡単予防!」

~小沢院長がわかりやすく解説する、肩こり予防法~

(国立おざわ鍼灸・整骨院 小沢院長、院内でカルテを見ている)

小沢院長
みなさん こんにちは!
実は最近、患者さんからよく同じ質問をいただきます。

それはこのような内容です。
(患者)日常生活で・・・・・・治療以外に 何か予防的な事 できませんかね?

小沢院長
ということで今回の漫画では・・それについてお答えしようと思います。

(第9話 肩甲骨ぐるぐる体操って何?!)

小沢院長
今回あつかうテーマはずばり・・・【肩こり】です!

丸山
あれ・・なんか・・全然意外じゃないですね・・すっごいありがちというか・・・・

小沢院長
そ・・そうですね。
でもやっぱり、それだけ多くの方が困っているということなんですよね。
そこで今日は・・その簡単な予防法をご紹介しましょう!

丸山
おー!

小沢院長
まずはおさらいも兼ねて肩こりの原因からご説明します。
(パソコンやスマホなどをみている人たち)
このように現代人の多くの方がデスクワークなどで・・・常に前かがみ 猫背という姿勢の方が多いと思います。

丸山
確かにワタシもスマホの操作なんかで猫背でいることが多いですね・・

小沢院長
・・その猫背というのがポイントです・・。
私たちの頭は5〜6kgもあり、それを前かがみで支え続けるというのはかなりの重労働です。
(肩甲骨まわりの筋肉図)こちらは肩甲骨の図になりますが・・・
肩甲骨は他の骨からは「浮いている」ような状態で多くの筋肉によって支えられています。
その数なんと・・17にも及びます!!
(1 三角筋 2 棘上筋 3 棘下筋 4 肩甲下筋 5 小円筋 6 大円筋 7 肩甲挙筋 8 前鋸筋 9 大菱形筋 10 小菱形筋 11 広背筋 12 上腕三頭筋 13 上腕二頭筋短頭 14 上腕二頭筋長頭 15 肩甲舌骨筋 16 烏口腕筋 17 僧帽筋)
肩甲骨は最も多くの筋肉と繋がっている骨のひとつと言えます。
猫背の状態が続くということは この肩甲骨周りを中心とした筋肉を中心とした筋肉に、いびつな緊張状態が続いているということなんですね。
結果として・・・肩こりに繋がる!
つまりは肩甲骨周りの筋肉を適度に動かすことで、肩こりの予防となります。
そこで私が提唱する・・オフィスで出来る簡単な運動をご紹介します!
その名も・・・(丸山、ドキドキ)
「肩甲骨ぐるぐる体操」です!

背泳ぎぐるぐるー!
①足は肩幅に広げ、立ったまま片腕をまっすぐ上げ、手のひらを外側に向けます。
②腕が体の外側に広がらないように気をつけながら後ろ側に回します。
③これを10回×2セット続けて下さい。腕が真下にきたら手のひらを内側へ返すとスムーズです。

クロールぐるぐるー!
①続いて前回しです。今度は一番上で手のひらを内側に向けてスタート。
②真下で手のひらを外側に返すとスムーズです。
③こちらも10回×2セット続けて下さい。

小沢院長
この体操はわずか1分ほどでできますし広い場所も不要なので、みなさんお気軽にやってみて下さいね!
1日2回程度、午前と午後に行うだけで血流もよくなり肩こりの予防になりますよ!

丸山
(ぐるぐる体操をやりながら)うん!これ日常的に簡単に出来るっていうのもいいですね!
言ってることは「肩回す」だけなのに、理屈を聞いてるからスゴイ説得力です。
ネーミングセンスはちょっとダサいけど・・・・・・

小沢院長
え!?

丸山
よく ぐりぐり揉んだり・・・首をゴキゴキする人っていらっしゃいますよね?

小沢院長
首周りは様々な神経の集中する場所です。
素人の方がグリグリ揉むと、もみ返しになって逆効果ということになりかねませんし・・・首周りをゴキゴキするのも心配です。
今回お話しした「肩甲骨ぐるぐる体操」は、あくまで肩こりの予防です。
勘違いしてほしくはないのですが・・・一度発生したトリガーポイントが運動療法で消えるわけではありません!
痛みやコリ感を出しているトリガーポイントは、鍼治療による外科的な処置が必要となります!
とは言え、手軽な予防法としては効果アリです!ぜひ試してみてくださいね!

国立おざわ鍼灸・整骨院のホームページはこちら
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